・2~3時間くらいでサクッと遊べる
・ドット絵とBGMのセンスが良い
何度も死んで覚えるリトライ前提のダ◯クソウル!
低価格帯の作品を数多く開発しているインディースタジオ「ラタライカゲームス」の人気作品。ドット絵で描かれたかわいいアヒルの主人公を操作してトラップが仕掛けられた全100面のステージをクリアするゲームです。クロスバイ対応作品なのでPS4版を購入すると無料でVita版もオマケでついてきます。
『ダックソウル+』概要
ジャンル | アクションゲーム |
対応機種 | PS4 / PSvita / Switch |
プレイ人数 | 1人 |
メーカー | ラタライカゲームス |
発売日 | 2020年3月26日(木) |
クリア時間 | 2~3時間 |
システム面【◎】
・ゲームシステムについて
使用するボタンは十字キーとXボタン(ジャンプ)、□ボタン(ダッシュ)だけのとてもシンプルなアクションゲームです。ジャンプ中に障害物に当たらないよう空中で軌道を調整したり、何度もリトライを繰り返してステージ中に敷き詰められた初見殺しのトラップを乗り越えていったりと「トライアンドエラー」を楽しむゲーム性です。
序盤のステージではダッシュとジャンプだけでクリア出来る構成ですが、中盤になると壁を使った三角飛びや、上下左右の空中ダッシュなど要求されるテクニックが徐々に複雑なものへと変わっていきます。
・難易度について
難易度設定は「ノーマル」と「ハード」の2種類が用意されています。オブジェクトやステージ構成自体に違いはありませんが、ハードモードではリトライ地点となる「中間セーブポイント」がすべて撤去されている為、死んでしまったら同じマップのスタート地点からのやり直しとなります。
ゲーム自体の難しさですが、死に覚えゲーではありますが理不尽なギミックはないので難所に遭遇してもちょっと頑張れば誰でもクリアできます。また、リトライ時のロード時間がほぼ皆無だったのでテンポ良くやり直しをすることが出来て非常に快適でした。
その他にも視認性が悪くなり難易度が更にあがる「ズームインモード」やクリアタイムを記録出来る「タイムアタックモード」もありましたがこちらは未プレイの為、紹介を割愛いたします。
サウンド【◯】
・BGMについて
ステージは爽やかな草原から、陰鬱な地下室や、燃え盛る火山など、多岐に渡るバリエーションがありますが、BGMはどこでも牧歌的でおだやかな曲が流れていました。 何度も死ぬことで蓄積されるストレスを軽減している狙いがあるのだとしたら、その目論見は成功したと言えると思います。
グラフィック【◯】
・グラフィック
基本的にゲーム内で登場するキャラクターはアヒルちゃんとイースターエッグのキャラクターくらいですが、デザインも可愛くドット絵で表現されています。特別に凝った表現などはありませんが、シンプルなドット絵を丁寧に描写している印象でした。
・コスチュームの収集要素
ステージを一定数クリアするごとにご褒美として「衣装」が解禁されます。衣装は全部で20種類もあるので、気分転換に見た目を変えて遊んだりするのも楽しかったです。
ローカライズ・その他【◯】
・翻訳に関して
海外産まれのゲームですが翻訳の精度も高く、フォントもドット調のものが使用されていて違和感なく遊べました。唯一、クリア後に表示される開発者からのメッセージだけが英文のままだったのが少し残念でした。
また、各ステージのスタート地点に看板があり、それを読むと本編とは全く関係のないポエムやオマージュネタが表示されるんですがこちらも違和感なく和訳されていました。
総評【オススメ度:★★★☆☆】
・ワンコインでそこそこ楽しめるアクションを遊びたい
・トライアンドエラーで成長を実感したい
「1ステージが短い+リトライが素早い」おかげで最後までダレることなくクリアまで遊べました。現行機種のハードであればどのゲーム機でも販売されているし、Steamでも無印版が頻繁にセール対象になっているので気になった方はぜひ買ってみてください。ちなみにトロフィーについてですが、Vita版は別扱いなので1作品の購入でプラチナが2個入手可能です。そういえばウメハラさんが配信中にプレイされていたことで話題になっていましたね。