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『ファイナルファンタジー7 リメイク』クリア後感想

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この記事のポイント ・筆者はオリジナル版(PS1版)は未プレイです
・2周目HARDでクリア済み
・この記事はネタバレを含みます

DL版の解禁時刻から40時間ぶっ通しでプレイしてクリアしました。
『FINAL FANTASY VII REMAKE』は1997年に発売されたFF7の完全リメイク作品です。2015年のE3にて情報がローンチされ、2020年4月10日にようやく発売を迎えました。 本編はオリジナル版における「ミッドガル脱出」までを収録した分作の1作目となります。

『ファイナルファンタジー7リメイク』概要

ジャンル ロールプレイングゲーム
対応機種 PS4
プレイ人数 1人
開発元 スクウェア・エニックス
プロデューサー 北瀬佳範
発売日 2020年4月10日(金)
クリア時間 40時間前後

システム面【◎】

・戦闘システムについて

前作「FINAL FANTASY XV」で実装された「アクション操作」重視の戦闘と、従来のATBゲージを溜めて行動する「コマンド形式」の戦闘を上手く融合させたシステムとなっている。 筆者としてはJRPGのバトルシステムのひとつの終着点ではないかと感じる程に非常に完成度の高いものだった。 バトル中は「操作キャラクターの切り替え」や、「マテリアの構成」、「敵に応じたプレイスタイルの変更」「ATBゲージの管理」など様々な要素を求められ、常時頭をフル回転させながら戦うことになるがそれが最後まで苦痛になることはなく、羅列すると難しそうに聞こえるが誰でも実際にやってみれば遊べるような作りになっている。

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・難易度について

本作は難易度を下記の4種類から選択する事が出来る(HARDは一周目クリアで解禁)

各難易度 ・CLASSIC / アクションが自動操作になる。難易度はEASYと同じ
・EASY / 格段に戦闘が楽になる難易度
・NOMAL / バトルを楽しめる標準的な難易度
・HARD / 敵が大幅強化、アイテム使用禁止。ベンチはHP回復のみ等の制限あり

筆者は一周目はNOMALでプレイしたが、他のゲームにおけるHARDモードほどの歯ごたえを感じた。また、RPGのセオリーでもあるフィールドでのレベリング行為を前提とされておらず、本作ではフィールド上で倒した敵はほとんどリポップしない仕様となっている。どうしても倒せない場合は「闘技場」や「神羅バトルシュミレーター」のミッションを繰り返しこなすことでレベルを上げることは可能だが、そもそもレベルを上げて物理で殴る脳筋プレイでは越えられない壁もあり、どちらかといえば基礎ステータス以上に「マテリア」の構成や敵の弱点に応じた武器・防具の切り替えが要となって来る。武器も終盤に入手できるものが最強かと言われれば、そうではない。特化した性能ではあるものの、基本的には初期武器がバランスの良い性能をしているので全ての武器を状況に応じて使うことになる。「CLASSIC~NOMAL」までの難易度調整に関してはバランスの良いものであったと思う。

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ただし、「HARD」の難易度に関しては調整に不完全な部分があったのではないかと感じた。 HARDでは上述の通り「アイテムが一切使用禁止」などMPの回復手段が制限されており、基本的に通常攻撃と特技を使用して攻略することになる。 回復ポイントであるベンチでさえ、HARDでは「HP回復のみ」に変更されており、MPを能動的に回復するには「戦闘の自動回復で溜める」or「フィールド上のボックスを破壊してランダムで入手」しかない。 今作に登場する敵の中には魔法で倒す前提の敵も多く登場する為、MPの回復手段がここまで限られているのは少々、やり過ぎだったのではないかと首を傾げてしまう程でした。 あくまでゲームの楽しさを損なわない難易度調整が出来てこそのHARDモードだと考えているので、そういった意味では人によっては苦痛を感じざる得ないだろう。


・フィールドの移動について

プレイ中に気になった点でいえば、「ファストトラベル」「マップの見やすさ」の2点だ。

ファストトラベルは終盤でようやく解禁されるものの、移動エリアの開放クエストも発生し、チョコボ駅までの距離も遠く、正直な感想はそこまで便利なものではなかった。 なるべく綺麗なマップを自分の足で歩いて欲しいというメタ的な意図を少し感じたが、それならば終盤でなくもう少し早い段階でも良かった気もする。中盤でFT解禁、終盤でチョコボホイッスル入手(どこでも移動可能)であれば意義のあるものになったと思う

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また、今作の世界が複雑な作りになっているせいか、マップの位置把握がわかりづらく、目的地のマーカーが見えてもどうやっていくのか手間取ることが多かった。これは例えば目的地をセットしたら、現在位置からのルートがマップ上に線引きされていればかなり遊びやすくなっていたのではないかと思う。

シナリオ【◎】

・初めて「FF7」をプレイして感じたこと

本作は分作の序章という事もあり、最後の最後で多くの謎を残し結末を迎えました。 ザックスとは何者なのか?突如ムービーで現れたケットシーは?バレットが星に固執する理由は?クラウドの正体は? また、終盤にエアリスが語った「神羅カンパニーは本当の敵ではない」という一言で次作のシナリオへ大きく期待が膨らみました。

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「FINAL FANTASY」の看板ともいわれる「FF7」ですが、なぜここまで支持を得て、クラウドが強烈な人気を得ているのか少しわかった気がします。RPGのシナリオの優劣って、登場するキャラクターが魅力的がどうかで決まると思うんですが、そういう視点でFF7Rを振り返ると主人公とヒロイン以外にもアバランチのメンバーやタークスのレノやルード、ウォールマーケットの人々など出て来る面々が強烈な個性を持っていて興味が尽きませんでした。また、シナリオ序盤と終盤では少し暗めの雰囲気ではありましたが、中盤で訪れるウォールマートで華やかな世界を体感させる事でそれを解消しており、物語に退屈にさせない工夫を感じました。

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今作で特に感心したポイントが「モブキャラクターの作り込み」です。 ミッドガルの街をうろついているモブキャラがそれぞれの「個」を持って動いていました。 モブに接近するとボソボソと会話の声が聴こえて来るのですが、別の場所で見掛けた時にはその内容が物語に沿って変わったり、怪我をしていたりと。 プレートが落下した時が特に顕著に描かれており、家族を失って泣いている人、前向きに生きようとする人、様々な名もなき人の人生がよりシナリオへの没入感を高めました。

オリジナル版をプレイした人はわかるだろうけど、初見ではついていけなかった部分も所々あったので(ザックスとクラウドの関係、リーヴについて、忠犬スタンプのくだり、ケットシーとは、ソルジャーの階級制度についてなど)次回作で解明される事を楽しみにしています。

グラフィック【◎】

・キャラクターグラフィック

主要人物達は非常に細かい毛穴まで表現され、フィクションの人物を不気味にさせることなく可能な限りリアルに近づけていたと思います。 また、TGS2019のスクエニブースで出展されていた試遊版から大幅にグラフィックが向上されており、当時はクラウドの髪がジャギーが目立っていたんですがその違和感も製品版では改善されていました。

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・フィールド・小物のグラフィック

特にウォールマーケットと神羅カンパニー本社の内装はグラフィックチームの職人魂を感じ、圧巻の一言でした。 物語上の重要なシーンや、プレイヤーがよく見る場面は超美麗なグラフィックで描かれており、ちょっとした小物や接触頻度が少ないエリアはわかりやすくローポリで手を上手く抜いていました。(例えばクラウドが宿泊していたアパートのドアや魔晄炉内の鉄骨渡りで見える下町のテクスチャなど)

また今作は「FFXV」での反省を踏まえたのか、限られた制作リソースの中でどこに力を入れて作り込むべきか、の判断が正しくされていたように思います。(詳しく知りたい方は「リヴァイアサンおにぎり」でググって下さい。)

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サウンド【◎】

・BGMについて

本作では原作のFF7のオーケストラアレンジが流れます。文句なしの10点です。RPGに於けるBGMの重要性を改めて認識しました。 特にセフィロス戦で流れた「片翼の天使」は最高に気持ちを昂らせてくれました。 また、収集要素である「ミュージックディスク」では「ゴールドソーサーのテーマ」「プレリュード」「チョコボのテーマ」など様々な楽曲のロックやジャズアレンジを聴く事が出来ました。 ゴールドソーサーは本作では収録されていないエリアなので聴けないと思っていましたが、このような形でゲーム内で耳にすることが出来て良かったです。

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総評【オススメ度:★★★★★

こんな人におすすめ ・誰でも楽しめる万人向け王道RPGが好き
・ファイナルファンタジーシリーズが好き
・戦闘は脳筋ではなく頭を使って楽しみたい

2015年のE3から5年間待ち続けようやく遊ぶことが出来たFF7Rですが、ミッドガルでの体験は本当に楽しかったです。

キャラクターは個人的にバレットがものすごく人間臭くて好きになりました。アバランチに見せるチームのリーダーとしての自分、マリン(娘)に見せる親父としての自分。アバランチの活動が果たして正しいことかといわれると「善」ではないと思います。ただ、そういった葛藤の中でもがむしゃらにやるしかないバレットを見てると、あのエンディングで現れた世界で彼がどう成長していくのかまだまだ見ていたくなりました。

今後、システム面の項目で挙げた点が改善されれば更に良いものになると思うのでアップデートに期待してます。 欲を言えば、せっかくの美麗なグラフィックなので「フォトモード」を実装して欲しいですね。

勝手な予想ですが、「FF7R2」が発売されるならアペンド形式だと予想しています。
・既に「FF7R」のディスク(orDL版)を所持している人は追加DLCを購入
・未所持の場合はFF7RとFF7R2がセットになったディスク(orDL版)を購入
発売がいつになるかわかりませんが、気になる終わり方で第一部が幕を閉じたので早くクラウド達の旅を再開させて欲しいですね。


ABOUT -この記事を書いてる人-

Bonanza 

PS4の新作ゲームを中心にジャンルを問わずプレイしています。ゲームイベントコミュニティ「oreRevo」代表を務めています。ファミコンから最新機種まで700本を越えるプレイ経験を元に公平な視点でレビューを書いて行きます。

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